RFID( Radio Frequency IDentification )システムとは
右図のような構成からなる通信による個体識別の仕組みである。
流通や物品管理や共通乗車カード・電子マネーであるSuicaなど、活用分野は多岐にわたる。
実用性の観点から、タグは低コストかつ低電力であることが求められる。
RFIDシステムが引き起こす2つの大きなプライバシ問題
リーダー、サーバー間は有線であり、既存の技術で対応できるが、タグとリーダーの無線通信路間
において、RFID特有の問題として大きく分類して、2つのプライバシ問題が生じる。
- 所持品の漏洩
- ID追跡による駆動追跡、本人特定
OSKプロトコルとは (別名Hash-chain方式)
大久保、木下、鈴木によって提案された方式であり、タグ内に2種類のハッシュ回路H、Gを搭載する。
タグの内部状態をハッシュ関数で上書きしていく特徴からHash-chain方式と呼ばれることもある。
研究内容
OSKプロトコルやその改良版であるOSK+プロトコル等をハードウェア上に実装し、タグの認証速度や使用電力を調べ、どう改善すれば良いのかを今後の研究内容としている。